外国人コミュニティー


カメルーンに住むにあたって、外国人コミュニティーに溶け込むことは大切で、
ここ4ヶ月間でかなりの外国人ボランティアに出会った。
ここで出会った友達はみな同じ境遇にいるということもあり、何かと親近感がわくのだろう、すぐに打ち解けることができる。
 
自分が所属している団体アイセックにもさまざまなメンバーが入れ替わり立ち代りカメルーンにやってくる。
特徴として、3ヶ月前後の短期のインターンが多いのかな。
 
それに比べて政府系の団体に所属するボランティアは給与がでるので、たとえばJICAは2年、ドイツのGIZは1年と比較的長期が多い。
 
今まで
ドイツ、イタリア、ポーランドルーマニア、スイス、チェコアイルランドスウェーデン、イギリス、オランダ、コロンビア、インドネシア、中国、韓国、マレーシアなどなど
  
カメルーンは主にフランス語の国なので、ボランティアもヨーロッパとくにフランス周辺の国の勢力が強いと見て取れる。
 
中でもなぜかドイツ人との縁があるようで、
その他の国は1,2人多くても5人なのに対し、すでに20人以上に会っている。
フランス人やアメリカのボランティアも
かなりの規模でカメルーン入りしているらしいのだが
いまだに知り合わない。
    
 
週末はボランティアと共に旅行に行ったり、ランチ、ディナーパーティ、ダンスクラブと
カメルーンに来ているのにむしろヨーロッパの文化を満喫している気がする。
 
前回参加したバーティは、アイセックで6ヶ月のインターン、イギリス人とコロンビア人のお別れ会で、
60人以上の参加者のうち半分ほどが外国人というかなり大きなものだった。
 

カメルーンの日本人コミュニティーはというと、
大使館関係、JICA関係、京都大学のアフリカ研究所関係
の三大勢力で70人ほどの日本人のほとんどを占めている。
僕など個人のボランティアや商業目的の日本人はほとんどいない。
やはり暮らすとなると、日本人にとってかなり過酷であることが分かるだろう。
 
何せ小さいコミュニティーなので
これから機会があればどんどん関わらせてもらおうと思っている。
困ったときはお互い様ということで、
といってもお世話になってばっかりになるだろうが。
 
 
京都であれば割と外国人がいるので
探せばいろんなコミュニティーが見つかるのでは?
帰国したら知り合いにあたってみることにしよう。
いろんな文化、価値観に触れ合えて楽しいですよね♪
 
それでは
今日はここまで。

折り返し地点

  
皆さん久しぶりです。ホントに
一ヶ月ぶりぐらいのブログ更新になるのかな?
サボっててすいません。これには色々なわけがあるわけで…
  
うむまぁ半分は怠慢によるところなのですが。
やる気にむらがある人間なもので。
  
  
いやはや、早いのか遅いのか。
カメルーンに到着して4ヶ月が経とうとします。
到着初日の夜、カメルーン山に登ったことなど
もはや思い出になってます。
  
まだまだ、これでも半分、
今までこっちで経験してきたことと同じ時間をすごさないといけないかと思うと
期待半分、ぞっとしますね。
  
あと何回、chinoi (中国人)とからかわれるのか?
一日5回平均として ×4×30=600回…
あと何回タクシーに乗るのか?
一日2回として ×120=240回 
一回300CFAとして 72000CFA(=16000円)
割と出費がかさむね…トホホ
  
マイナスのことだけでなく
何回週末が来て、小旅行にいけるのか
何人新しいインターン生、ボランティアに会えるかな?
と考えると
日本では経験できない貴重なことを経験してるんだと
つくづく思います。
時間はなるべく有効に使いたいものです。
  
  
何だろ?この一ヶ月半の間、まぁ色々あったのかな?
自分自身としては、すべてのモチベーションを完全になくしてました。
主な原因はひとつ、それなりのやりがいをもって活動できる仕事が見つからない。
これは他のインターン、ボランティアにも共通する問題のようで
おそらくカメルーン全体の問題なんじゃないかな?
  
まぁ最近では少し持ちなおし、自分なりに考えたこと、問題点などを
自分の仕事と課してぼちぼちがんばっております。
もともとボランティアで来たわけで、結局は自分の身になることを
楽しくやっていれば良いわけなのです。
  
周りでは
仲良くしていたインターンが帰ったり、今期のプロジェクトが終わったりと
状況は刻々と変わっていきます。
その中で自分のモチベーションや、やりがい、楽しさも変わっていく。
やっぱり自分は一人で生きるのではなく、周りに生かされている
周りからの影響、助けなくしては、何もできないのだな…
日本語しかまともに話せない大学生ボランティアなんぞそんなものです。
  
日本ではある程度できていたこと、自分の思う通りに生活、
マネージメントできていたことも、
こちらでは、思い描いている半分、いや30%ぐらいのことができたらまぁ上出来だと
いう感じなのです。
  
あらら、少し長くなってしまったかな。
 
こんな異国の荒波にもまれながら、残り半分。
そして日本に帰ったとき、一回り大きくなった自分を見せられるように
がんばっていたいと思います。
  
え〜
少しブログのやる気が出てきたのでおそらく数週間は
割とこまめに更新すると思います。
それではごきげんよう

国際会議 and 国内会議

所属している団体AIESECの会議で、毎年各地で開かれている。
今回はカメルーンで開催されるもの二つに参加した。
  
国際会議3月23日〜29日@Kribi、
国内会議5月19日〜22日@Yaounde
 
普段は京都の100人足らずの委員会の内部での活動のみだったため、
こういう会議に参加すると改めて自分の所属している団体の規模を実感する。
  
国際会議はカメルーン、ナイジェリアを初めアフリカ諸国、その他の国々。
およそ20カ国から約80人。
中には、もっとも天国に近い国や、チョコレートで有名だよねっといった国、
そんな名前知らないけどといった国からの参加者も。
  
国内会議はほぼカメルーン人だったが、
ナイジェリア、アメリカ、ドイツ、コートジボワールからの参加者もいた。
  
会議の内容の紹介はあまり面白くないと思うので割愛するが、
中には個人的に興味のあるものもあり、ためになるもの多かった。
  
国際会議参加時は、日が浅かったこともあり。
やはり典型的日本人の3S silence sleeping smile は健在だな〜
とボーっと考えながら
目の前に広がる異国の文化を眺めていた。
  
会議はすべて英語で行われるため、
集中していないとまったく聞き取れなかったり、
ディスカッションに参加できないこともたびたびだったが、
普段英語に触れられない分、かなり英語の上達になった。
 


 
ほとんどすべての参加者は英語を外国語として話しているのだが、
それにしても積極的。
ディスカッション、質問、特に難しい言葉は使っていないのだが、
しっかり人前で発言することができる。
  
日本人大丈夫??
日本でも英語を話す機会があれば、発言できるようになるのだろうか?
   
そして
暇さえあればダンスダンスダンス。
休憩をダンスのための時間と勘違いしているようだ。
セッションなどで疲れていてもしっかり踊る。
 


 
夜などは寝る間も惜しんで踊る踊る。
そのようなメンバーは決まって翌日のセッションに遅れ、
厳しい(おいしい?)罰ゲームを受けることになる。
  
さらに、お酒が入るパーティの後などは、
日本では信じられないような光景が広がっている。
あまりにホットすぎるので、想像にお任せします。
  
国内会議参加時は、
かなり積極的に参加することができた。
英語も文化の違いも、機会さえ与えられれば、
しっかりなじむことができるのだと
身をもって体感することができた。
  
今回は同じような会議に参加し、
自分の振る舞いの違いを客観的に見ることができ
成長、変化を感じるいい機械になった。
  
異文化、特に日本とかけ離れている文化圏に滞在するのなら
少なくとも3ヶ月は滞在することをお勧めします。
それまではカルチャーショックを受けるのみで
その文化を本当に体感できるのは
2,3ヶ月を過ぎてからではないだろうか。
  

さまざまな意味で
いろいろ勉強になり、考えさせられる。
1週間と4日間でした。
   
最近はそういう意味で、着々とカメルーン人に近づいています。
皆さんアフリカにおいでなさい〜!!

GreenYesと環境問題

Green Yes Project
このプロジェクトの環境をテーマに新規企業立ち上げを試みることを目標として
学生の教育から始まり最後にビジネスコンテストを開催すというものだ。

プロジェクトとしての主な活動は

・ミーティング(火曜)
一般的なミーティングで、土曜日のセッションのフィードバック、
プロジェクト運営、最終のビジコン、について話し合う。

・セッション(土曜)
毎回、外部、内部から1、2人の講師を募り、
環境について(6回)、新規企業立ち上げについて(6回)の
計12回×4時間のセッションを毎週行う。
また問題意識によって分かれたチームのコーチングも行う。


・ファンドレイズ(不定期)
Tシャツや、ウェブサイトにブランドロゴを乗せる代わりに、
経済的支援を募りにいく。

とまぁ、日本にいるときと同じようなことをしているわけだ。
ただ細かい部分で、違いがあったり、言語が日本語じゃないという意味で、
普段から得られるものや、気づきがあるので、
そこまで退屈ではない。・・・かな?


続いて、環境問題

やはりこの国にもさまざまな問題があり、
日々生活をしていて深刻だと感じるものはこの3つ。

・ゴミ問題
ゴミのポイ捨てが黙認されている。
溝という溝はゴミだらけで、
ビニール袋、ペットボトル、生ゴミ
何でもかまわず、ポイポイ捨てる。
タクシーの窓をゴミ箱と思っているようだ。


・水問題
ゴミは町中にある大きなコンテナの中に集められ、
そこから漏れ出す水は緑色をしている。
また、洗濯をした水を溝、川に垂れ流す。
ガソリンスタンドの周りの水は、真っ黒。


・大気汚染
坂道を登る車の排気ガスは真っ黒で
視界がまったくなくなることもある。
タクシーに乗っているときは
いつも息を止めないといけない。

と、
毎日生きているだけで、心が痛んでくる、
逆に、何処に行ってもこのような状況なので
ふと気を抜くと普通の光景のように感じてしまうのが恐い。。。

このような問題を、ビジネスと併せて解決していく、
個人的にはとてもこの国にあっているプロジェクトだと思う。
セッションの内容はほぼ聞き取れないのでとても悔しいが、
機会があればそれぞれの考える問題点について、
プロジェクトのメンバーとディスカッションができたらなぁと思う。

でも、プロジェクトのメンバーも、
ビニール袋へいきでぽいぽい捨ててるんだよね…
やっぱりお金のことしか考えてないんかな??
まぁこれからかな??
少しでも変化を起こせるようにがんばりまーす。

研修

インターンシップとあまり関係ないことばかり書いていると、
何しにカメルーンに行ったのか?
と思われてしまいそうなので、
仕事(研修内容)について紹介します。
  
その前に、自分が応募したインターンシッププログラムについて
説明しないといけないのかな?
ということで、はい。
  
2回生から大学にサークルとして存在するAIESEC(アイセック)という
国際NPO団体の京都大学委員会に所属している。
アイセックの委員会は世界100以上の国に存在しており、
それぞれの委員会がインターン生を国を越えて交換する
海外インターンシップ事業を運営している。
  
そして、僕はその所属している委員会が運営するプログラムに
自ら参加したというわけだ。
現在、カメルーンの首都ヤウンデにある委員会に派遣されている。
  
ヤウンデ委員会にはインターンシップ交換プログラム以外に、
4つのプロジェクトが始動していて、
その中のGreen Yesプロジェクトのメンバーとして活動している。
YesはYouth Entrepreneur Shipの略で、環境に関係のある分野において、
新規企業立ち上げを試みるというものだ。
  
主な活動は週に2回のミーティングと、毎週土曜にあるセッションの運営、
不定期にあるファンドレイズ活動である。
 

 
3月中旬ごろから活動に参加し、4月の下旬ごろまでは、一週間の活動はこれのみで、
カメルーン人らしいのんびりとした時間をすごしていた。
  
これではさすがに暇だったのと、もともとこのプロジェクトが6月で終わるということもあり、
担当のマネージャーに、別のNGOでも働くことができるようにと掛け合っていた。
そうすると、4月の終わりに自分のぴったりのNGOを見つけることができた。
  
A.J.V.C(Association Jeunesse Verte du Cameroun)というNGOで、
30代の女性のカメルーン人が代表を務めている。
英訳するとgreen youth association in Cameroonで
若者の力で環境問題を解決しよう!といったところか。
 

 
もともと学生団体に所属していたのと、環境問題に興味があったのとで、
この団体の名前を聞いたときに「ぴったりじゃん。ここがいい!」ということで、
無事働けることになった。
  
最近いろんな英語、フランス語(google翻訳使用)のドキュメントを読んだり、
代表の話を聞いていると、はじめに自分が抱いた印象と微妙にずれているようだが、
まぁそれはよしとしよう。
  
おかげ活動が増え、割と忙しい毎日を過ごしているが
無償のボランティアとして活動しているので、あまり切り詰めないように
適度に力を抜きながら、これからがんばっていこうと思う。
  
Green Yes、AJVCでの具体的な活動、仕事内容については、
またそのうち紹介したいと思う。
  
いつもblogを読んでくれてありがとうございます。
これからも、見守っていてください(笑)
  

タクシー

今日は毎日の生活に欠かせないタクシーについて紹介したいと思う。
ヤウンデ市内を走っている車のざっと8割以上がタクシーで、
そのほとんどがトヨタの黄色のカローラである。
 


車体のバックには5plase(5人乗り)と書いてあるが
カメルーンに来るとおそらく定員はドライバーを含めて6人になるようだ。
乗り合いタクシーなので、できるだけ多くの客を乗せたほうが
いいのは理解できると思うが。
5人(助手席に一人、後部座席に3人)の状態だと
依然、ドライバーは積極的に客を乗せたがる。
 

6人目はどこに乗るかというと、もちろん助手席。
カメルーンの座席は基本的に2人用らしい。
自分ぐらいの人間が二人座る分にはまだなんとかなるが、
中には亀人のママさんのように、ものすごい豊かな体型をしていらっしゃる人もいる。
そりゃ子供が7人8人も居るのも納得できるほどで、後部座席ではさまれた時は
身動き一つできなかった。
 

これでもなかなか驚くのだが、最大で7人グループで行動しているときに
1つのタクシーに乗ったことがある。
後部座席に4人、助手席に2人、
そしてまさかの、運転席に2人である。
 

運転手は足元でアクセル、ブレーキを操縦しなければならず、
少し客より余分なスペースが必要。
運転席に座る客は右足を助手席に突っ込むことになり(左ハンドルなので)、
ドライバーは客の又の間でギアを動かし
マニュアル車なので頻繁にもぞもぞされる)
窮屈にも増して、なんとも居心地の悪い状況になるわけだ。
 

最近はそんな大変なタクシーの中でも
割と楽しく乗らせてもらっている。
日本と違って乗り合いタクシーなので
なかなかストーリが生まれやすいわけだ。

 
まずは、タクシーの乗り方
行きたいカルティエ(地区)、詳細の場所、人数、値段をフランス語で叫ぶ。
ドライバーの、手招き、クラクションなど合図がもらえれば契約成立となる。
(お金や場所が気に食わない場合はドライバーから提案してくる)
細かい行き先はフランス語でしゃべれば了承してくれることもある。
そして、降りるときにお金を支払うのだ。

 
値段は基本的に経路によって決まっているらしいが、
取りにくさ、取りやすさは
すでに何処行きの客が乗っているかによってさまざまになる。
いつもは200CFAかかる道でも100CFAで取れたりすることが可能だし、
急いでいるときは300CFAでとることもある。
(初乗り200CFA=約40円)

 
このシステムにも徐々になれ、地名、地図も大体頭に入ったこともあり、
どうやったらよりやすく移動できるのか?
他の客は何処から、いくらで、何処まで取っているのか?
タクシードライバーはどんな戦略で儲けているのか?
間違った客を乗せたと思ってるんじゃないかな?
そんなに突っ込んでも余計に渋滞になるのに何を考えているのか?
 
いろんなことを考えながら乗っている。
 
 

自分の行きたいところにスイスイとスマートに移動できるようになると
なかなか気持ちいので、カメルーンに来ることがあれば
ぜひトライしてみるといいだろう。


まだまだタクシーについては、何せ毎日4、5回乗っているので
さまざまなエピソードがあるが
また気が向いたら紹介したいと思います。
  

フランス語勉強スタート

カメルーンバイリンガルの国。
10つの地域に分かれていてその中の北西州、南西州では英語(ピジンイングリッシュ)、
そのほかではフランスが公用語となっている。
それ以外にそれぞれの部族(200以上)がそれぞれのローカル語を話しているらしい
 
僕の住んでいる首都ヤウンデは中央州に位置していて、
周りはほぼすべてフランス語といった状況。
もちろん共用のある大学生や、最近の子供たちは英語を話すことができるが、
タクシードライバー、ショップ店員はあやしい人が多い。
 
インターン当初は周りのフランス語に圧倒されるばかりで、
カメルーンを選んだことをかなり真剣に後悔していたが、
フランス語勉強開始1ヶ月たって
今はかなりモチベーションが高い状態。
たぶん1年間第二外国語として学んだスペ語よりもできるんじゃないかな?
 
日本から持ち込んだフランス語入門のテキストも一通り理解し、
今はこんな本で勉強している。
 

 
カメルーン人のフランス語教育のために作られた教科書。
(日本人の小学3年生に相当する学年のもの)
教科書ということもあり、子供を飽きさせないような工夫がなされていて、
なかなか興味深い。
エクササイズや、文法の解説も載っていて、下手な語学学習用テキストより、
ずいぶんためになる。
 
また何よりもモチベーションの維持につながるのが、
自分が学んだことをすぐ実践に活かせること。
昨日学んだ単語が聞き取れることも珍しくなく、
試しに話してみようものなら、解説付きのフィードバックをもらえる。
 
こんないい環境で語学を学べるのはとてもいいこと、
後半年しかないが、十分勉強して帰りたいと思う。
そして目標としては
帰国後は11月中旬にあるフランス語検定を受けることに。
級は最終的な自分の実力を見て決めたいと思うが、おそらく3級か準2級。
 
 
あと、友達の亀人に
「このまま行けば、もうちょっとしたら幼稚園でフランス語教えられるんじゃない?」
といわれたので、その気になってしまい
ついでにそれも目指して
勉強中という感じです。
 
ブログに書いてしまったので
これでもう勉強するしかないねぇ。
と、これもモチベーションの維持のためです。
ではでは、今日はこれまで。